映画「ベスト・キッド(1984)/いじめられても立ち上がれ!復讐するより志を貫け! ~カラテが教えてくれたマインド~
引っ越してきた少年がいじめにあい、カラテを通じて心身ともにつよく、勝ち負けよりも
師匠と出会い、いままでの自分の弱さと立ち向かい、のりこえていく~
この映画は、主演のラルフ・マッチオの代表作になりました。
キャスト
ダニエル ラルフ・マッチオ
ミヤギ ノリユキ・パット・モリタ
ジョニー ウィリアム・サブカ
ジョン・クリース マーティン・ゴーヴ
アリ エリザベス・シュー
あらすじ
起(その1)
高校生のダニエルは、母子家庭で引っ越してきたばかり。
引っ越し先のアパートで、フレディということ知り合い、パーティーにさそわれます。
そこで、アリというお金持ちのお嬢様と、しりあい、一目惚れをします。
アリも好意をもち、ふたりは、Fallin’ Love♥
が、偶然通りかかったアリの元彼ジョニーが、ふたりが仲つまじくしているところをみて、ケンカをふっかけます。
ジョニーは、不良グループのリーダーだったのです。
「空手をやっている」と、フレディにいっていたダニエルは、いとも簡単にやられ、フレディは愛想をつかし、ダニエルの元を去ってしまいました。
承(その2)
ハロウィンの仮装パーティーの日、シャワーの格好をしたダニエルは、ジョニーにいたずらをふっかけます。
逃げるダニエルを、ジョニーたちがおいかけ、案の定、こてんぱんにやられます。
と、その瞬間,、ミヤギが現れ、完膚なきまで相手を打倒しました。
転(その3)
ミヤギに空手を、おしえてもらうことになったが、空手には関係ないことばかり。
車のワックスがけを、右手で円を描きながら「WAX ON」左手で円を描きながら
「WAX OFF] や、呼吸しっかりしながら腕をあげたりさげたりして、家の周りの塀のペンキ塗りを、全てすることでした。
わけわからないまま全てをこなしていき、しびれをきらしたダニエルは
「空手をおしえてくれ」というと、つかさずミヤギはダニエルの身体にパンチ!とっさにダニエルは、防御!
つまり、いままでのミヤギの教えは、全て空手にいかされていたのでした。
結(その4)
いよいよ、空手トーナメント当日。
ミヤギから教わった防御、攻撃で準決勝まで勝ち進みます。
相手は、ジョニーと同じ道場「コブラ会」の男子。
ダニエルに,ケガさせるような蹴りをいれます。
すべては、コーチの指示でした。
もはやこれまでか?と思われましたが、ミヤギのマッサージで無事に試合出場します。
いよいよ決勝の相手は、ジョニー。
やられても、やり返すダニエル。
ジョニーが、ケガをしている足を攻撃!それは、コーチの指示でした。
しかし、ダニエルは、片足の技でジョニーに蹴りをきめ、勝利の女神は
ダニエルに微笑んだのです。
そして、師匠ミヤギは微笑みました。
感想
ストーリーは、王道だなあと。
格闘シーンばかりでなく、ストーリーもあり、主役がマッチョタイプ(筋肉質)でないところもOK。
ラルフ・マッチオって、いじめられて、ボコボコにやられる役が、なんか似合うな~。
はじめはなにもできなくても、やってやろうという意志、しっかりした主将(先生)に
おしえてもらえば、勝つことができる。
ミヤギが、昔、日系人が収容に移送されて、奥さんが、出産のとき、合併症をおこし~
という過去、バックグラウンドを語るシーンは、ぐっときますね。
ペンキ塗りやワックスがけを、不満に思いながら最後までやりぬいたダニエル。
海辺や、船の上で技を練習し、自分のものにするダニエル。
なかなか根性ありますね。
師匠(先生)のいうことを、よくきき、忠実に実行すれば、勝てる。
敵役もさることながら、師匠は悪役に適役ですね。
むしろ教え子の方が、試合で、卑怯な指示をされた時にした表情が、人間臭い。
そして、ミヤギの言葉は、師匠級!