映画「マイプライベート・アイダホ」哀しくもせつない青春映画/キアヌ&リバーの 美しさは♥♥♥ HAVE A NICE DAY

映画「マイ・プライベート・アイダホ」を紹介します

 

青春映画を撮らせれば、この監督!

ガス・ヴァン・サント監督がショッキングな内容でありながら、若者の境遇、切なさ、傷つきを個性的な映像、芸術的に描いた青春映画。

主演のリバー・フェニックスは、ヴェネツィア国際映画祭、全米映画批評家協会賞、

インディペンデント・スピリット賞で、主演男優賞を受賞しました。

 

 

キャスト

 

マイク   リバー・フェニックス

スコット  キアヌ・リーヴス

ボブ    ウィリアム・リチャード

リチャード ジェームス・ルッソ

ハンス   ウド・キア

カルメラ  キアラ・ガセッリ


あらすじ

 その1、男娼の境遇

マイク(リバー・フェニックス)はポートランドで、男娼をして稼いでいる孤独な身。
ナルコレプシーという、ストレスが引き金になって、いきなり寝てしまう持病を持っています。
仲間のスコット(キアヌ・リーヴス)は、市長の息子で親に反抗して、男娼の世界に
飛び込んだ身です。
引き込んだのは、ボブという中年男でした。
ずっといなかったボブが、ポートランドに帰ってきて、みんな喜んで集まる。

スコットは、21才までには、この世界からぬけだす決心をしていて、マイクは、母親に会いたいとずっと思っていました。

 

その2、愛の告白~そして、お母さんを探しに~


マイクはスコットと一緒に、バイクでアイダホにいる兄に会いに行く途中、バイクが壊れ、ふたりで野宿をします。
焚き火をたき、火に、ともされながら、マイクはスコットに、愛を告白しますが、スコットは、友達としてしか、みてはくれませんでした。

マイクは兄と会い、本当の真実~自分の父親は兄だったことを知ります。
マイクの父親が、母親がいる絵葉書を見せます。マイクとスコットは、母親の勤め先のホテルへいきますが、1年前に辞めて、ローマにいっていました。その時、丁度、ゲイのハンスと会い、金をかすめとります。
ふたりは教えられた居場所、田舎の農場にいくと、母親はアメリカに帰っていました。
心が折れるマイク。
スコットは、農場で出会った女性カルメラとFalling Love。ふたりは、アメリカへ帰ってしまいました。

 

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その3、マイクとスコット~哀しい再会~

マイクは、ローマで男娼をしますが、ストレスとスコットのいない淋しさで持病が悪化し、ポートランドへ帰ってきます。

お金持ちの御曹司になったスコット。そんなスコットをみかけたボブは、スコットへ声をかけます。
しかしスコットは、ボブのことを知らない男だと追い払い、ボブは、ショックで死んでしまいます。

ボブを葬る時、スコットの父親の葬儀が行なわれていました。
マイクと、仲間たちは、騒ぎ立て、その傍での葬儀。

マイクとスコットは、目があいますが、言葉を交わすことはなく、もう、住む世界、いきていく道が違っていました。

 

その4、 孤独な結末~HAVE A NICE DAY~


マイクは、アイダホヘ行き、道路で、持病が発病します。
そこへ車がとまり、金目のものをとって、去っていきました。

次にきた車は、マイクを車にのせ、走り去っていきました。

~HAVE A NICE DAY~

 

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映画「マイ・プライベート・アイダホ」の感想


かなり、個性的で癖がありますが、まず、マイクの境遇が凄すぎますね。

スコットが、シェイクスピアの台詞をいうシーン、カメラアングルや、光源、アクション、構図 かっこいいですな~。
グイグイひきこまれました。

男娼自体が、凄いですよね。
リバーと、キアヌだからこそ、できたのかなあ。と。
ふたりとも、タイプは違うけど、文句なく様になる。

それでいて、ボブをからかうシーンは、子供にもどったような気持ちになる。
リバーは、生い立ちが特殊なので、本当に楽しかったのではないか。と。
一緒に笑い転げたいなあ。と。

最後は、スコットは男娼から足を洗い、元の世界に戻っていく。
もともと、すむ世界が違っていた。
哀しいけれど、終わりにした。
マイクは、孤独だ。
ああやって生きていくしかない。


なんだか、せんなくなってきました。

男娼、派手でばけばしい映像、キアヌの気品高さ、リバーの天才肌、
監督は、子供みたいに無邪気な人なんだろうな。
人間って、やはり、家族の暖かさとか、お母さんの優しさを追い求めるのかな
そして、キアヌが愛しているシェイクスピアって、かっこいいなあ。

リバー、演じきった!

と、いろんなことを思った映画でした。
自分的には、好きですね。

ではでは❣


P.S

今日は、おでんちゃんでした。なかなかでした。

こんにゃく、たべそこねました~。

そして、足をあらうなら、風呂で洗いましょう。